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令和4年度学位記・終了証書授与式が挙行されました

令和5年3月18日、弘前医療福祉大学及び弘前医療福祉大学短期大学部の学位記および修了証書授与式が本学体育館で挙行されました。今年度は保健学部118名、短期大学部80名の計198名の卒業生が本学の学び舎を巣立っていきました。

今年度も昨年度同様、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、会場内の座席間隔を広げるため、式への参列は卒業生と教職員のみとし、保護者及び来賓の皆様のご臨席はご遠慮いただきましたが、保護者の皆様には式の様子をライブ配信いたしました。また、式次第についても一部省略して実施いたしました。

式では、下田学長から、大学では学位記授与総代として医療技術学科作業療法学専攻の村元夏美さん、短期大学部では救急救命学科の澤田拓実さんが登壇し、学位記を受け取りました。また、今年度の学長賞は、大学は医療技術学科言語聴覚学専攻の神実優さん、短期大学部では介護福祉学科の三浦ひなたさんへ授与されました。

下田理事長・学長は卒業生にむけて「本学の建学の精神である相手を思いやる心、相手に尽くす心である“ホスピタリティスピリット”を忘れずに社会に尽くすことが真の人生の目的に叶うのではないでしょうか。『人間は生きる目標があれば、たいていの困難は克服できる』と申します。一人ひとりが持っている無限の可能性を信じて自分の進むべき道を求めて自己研鑽に努めてください。人の話しを素直に聞ける柔軟性、自分の都合で物事を見ない率直さ、嘘をつかない誠実さ、次になにが必要かを判断できる注意力、相手の気遣いのできる優しさ、を心構えにしてください。本日の卒業は、同時に実社会への入学でもあります。常に前向きに理想を求めて生きる人間になることを私は思い描きます。『人生のすべてに意味があるから、恐れずにあなたの夢を育ててください。信ずる心を忘れないように』の言葉を送ります。」と式辞を述べました。

保健学部看護学科3年土岐桜子さんの送辞に応えて、卒業生代表として、短期大学部介護福祉学科の最後の卒業生となった三浦ひなたさんが答辞を述べました。

三浦さんは、「思い返しますと数年前、不安を抱えながらも、これから始まる新しい大学生活にワクワクしながら、この場所で入学の日を迎えました。わたくしたちはこの大学の建学の精神である“ホスピタリティー精神”をもとに、それぞれの専門性を活かし、患者様、利用者様、要援護者様の暮らしを支えていく者として、多くのことを学ばせていただきました。

わたくしは、介護福祉学科において学びましたが、二年間で三回あった介護実習には、とても印象深いものがありました。特に二年次後期の実習では、特別養護老人ホームにおいて、直接、学ばせていただきました。受け持たせていただいたご利用者様は九十歳前半の男性、アルツハイマー型認知症をはじめ、多くの病気を患う方でした。わたくしはこれまでも、男性のご利用者様に対して“怖い”“話しにくい”といったジレンマを抱えていましたので、こうした点をなんとか学生のうちに克服し介護のプロを目指したいという自身の思いから、実習指導者の方に願い出て、この方を紹介していただきました。実習生のわたくしがまず考えたことは、『ひとつでも良いから、できるようになってもらいたい』という視点でした。しかし、『できるようになってもらいたい』というのは、よく考えてみると、介護者である自分の側の都合でとらえている、教科書通りの感情であり、ご利用者様のその日、その時のタイムリーな気持ちに真に寄り添えていたかと問われれば、実は、全くのズレを生んでいたということに後からになって気づかされたわけです。このことは、わたくし自身、その後の支援にあたっての大きなヒントとなっていきました。介護とはいかなるものなのか。理屈ではなく、自分のこころとからだでうかがい知ることができ、介護の奥深さや一人ひとりで異なる支援の方法などについて、よくよく考えさせられました。コミュニケーション技術を磨き、信頼関係の構築を図りながら、認知症の人の気持ちに真により寄り添うことができる、そのような介護福祉士を、わたくしは目指してまいります。

これまで大学生活を共にしてきた仲間たちにも心から感謝しています。何気ない日常の中にも笑いが絶えず、悩みがあれば打ち明けられ、時に頑張ろうと手を引いてくれる、そのような、あたたかくて、かけがえのない存在である仲間と過ごした尊い時間とたくさんの思い出は、生涯忘れません。出会えたことを心から幸せに思います。また、国家試験の合格と卒業という共通の目標に向かって、共に悩み、助け合えたことは、今後の人生を歩む上で大きな糧とすることができました。

今日ここに、わたくしたちは卒業し、それぞれの新しい道を歩み始めます。ここ弘前城東学園で過ごした日々はわたくしたちの誇りであり、これから各々が未来を切り開いていく原動力になると思います。ご指導くださいました先生方、職員の皆さま、苦楽をともにしてきたクラスの仲間たち、そして、今日までわたくしたちを見守り、心の支えとなってくれた家族にも、感謝の気持ちを忘れることなく、前に進んでまいります。」

と力強く誓いました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本学園で学び培った、ホスピタリティー精神をはじめとし、常に前向きに理想を求めて生きる人間となって地域に貢献する新社会人としてご活躍されることを教職員一同心よりお祈りしております。