「明るく健康的な暮らし」に貢献できる
ヘルスケア・メディカルテクノロジーとして実践できる人材を育成
幅広い教養を土台に、あらゆる人々の健康と生活の質の向上を目指し、科学的知識・技術を用いて看護を実践できる能力を養うと共に、地域特性を考慮したアプローチができるように保健・医療・福祉職と連携・協働し、看護の役割を果たすことのできる人材の育成を目指します。
地域で暮らす子どもから高齢者までの人々が抱えている様々な病気や問題に対して、ホスピタリティー精神と倫理観を持ち、一人ひとりの生活の目的や価値を理解して問題を分析し、住み慣れた地域で再び活き活きと暮らせるよう多職種と連携して支援するための実践力を身に付けた人材の育成を目指します。
聞こえやことば、コミュニケーション、そして食べることに障がいを持つ方に、より良いサービスを提供できる質の高い言語聴覚士=STを育てます。さらに大学自らが地域と連携し、障がいを持つ方を含めた全ての方々が、安心して、生き生きと暮らせる地域づくりを推進し、学生がそこに積極的に参加することにより、地域に貢献することのできるSTを育てます。
令和3(2021)年12月10日 理事会承認
私たち人間(ホモ・サピエンス)を特徴づける空想力は、文明を築き多彩な文化を開花させました。
しかし、空想力には暗い面も存在します。いじめ、差別、偏見、それらの多くは空想上の孤立や孤独の不安から逃れようとする弱い心が、間違った自尊心を保つために引き起こす現象です。それは、特別なことではなく、人間という種族一般に植え付けられた空想力の弱点です。
人間が空想によって不確実な未来におののく様子を、逆説的に「人間だけが目的もなく世界へ放り出された」と表現した人がいます。
つまり、我々人間だけが、どのように生きるかを自ら探し、選択しなければならないということです。
弘前医療福祉大学では、厚遇と慈愛を意味するホスピタリティー精神を建学の理念に掲げ、他者を受け入れ慈しむ心の成長を見守り育てます。
その精神の広がりは、少しずつ、しかし確実に社会をより良く変えていきます。
卒業し国家資格を得ることは、もちろん最も重要な目標です。しかし、同時に、ホスピタリティー精神を建学の理念に掲げるこの大学での日々に高い志を持って臨み、その先に悔いなき人生を選択してほしいと願います。
皆さんと一緒に学べる日々を楽しみにしています。
保健学部長 教授 土澤健一