2023-02-14
2021-03-16
2020-10-06
2020-08-24
2020-07-20
日常生活活動、学業や仕事などの役割活動、余暇活動などの人が生きて行う目的活動の全てを「作業」といいます。
作業療法士は、病気などにより生活の様々な側面で障がいを負った人や、それが予測される人を対象に、社会生活への適応を目的として生活を再構築し、QOL(生活の質)の維持・向上を援助する医療専門技術者です。
作業療法は「こころ」や「からだ」などに障がいがある方、またはそれが予測される方を対象に、その人が再び自分らしく生き生きとした生活を、自らで判断し営むことができるように支援するリハビリテーションです。
主体的な生活には、その人にとって重要で意味のある活動、またはできることが期待されている活動が含まれ、着替えや食事など日常的な活動、家事、仕事、余暇活動、地域活動など日常生活にかかわるすべての活動が支援の対象となります。
作業療法を必要とする対象者によって、生活の内容は様々です。作業療法士は対象者それぞれの主体的な生活を再開できるように、またはできるだけ長く継続して行うことができるようにその人に応じて支援する医療専門職であり国家資格です。
作業療法士は作業療法を必要とする方々の生活支援を病院、リハビリ施設のみならず、就労支援施設や研究機関など様々な場所で行っています。特に少子高齢化を迎えた日本では、多方面でニーズが高まっています。
〇身体障がい領域
脳卒中、脊椎損傷、骨折など
〇精神障がい領域
統合失調症、うつ病など
〇老年期領域
認知症、廃用症候群など
〇発達障がい領域
脳性まひ、自閉症など
リハビリテーションを提供する職業の一つです。
障がいを持つ方々が生活に必要な活動ができるように、また社会活動への適応が図れるように作業を通じて治療・指導・援助を行う医療専門技術者です。
WFOT(世界作業療法士連盟:World Federation of Occupational Therapists)は、作業療法の普及発展・境域研究の水準維持と改善・国際協力の推進を目的とする唯一の国際的な作業療法士の職能団体及び技能団体であります。
弘前医療福祉大学はWFOTが定めた作業療法士養成カリキュラムの国際基準をクリアした養成施設として認可されています。
日本高等教育評価機構、日本リハビリテーション教育評価機構から「適合」の評価を得ており施設基準およびカリキュラムを提供、実施できる養成施設として認められています。
作業療法に深い関心を持ち,主体的に多様な人々と協働して学習できる以下の学生を求めます。
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ホスピタリティー精神を基盤に社会人・医療人として必要とされる教養や語学、コミュニケーションを学ぶとともに、人体への興味や関心を学術的に掘り下げていきます。
医学全般を幅広く学び、専門科目を学ぶための下地を作りながら、実習や演習を通してリハビリテーションに関する知識を身につけていきます。
保健・医療・福祉の連携による地域貢献への理解を深めながら、障がいがどの程度のものなのか、どのような治療をどのように行っていくのか具体的な評価、手法を学び、25日間の評価実習に参加します。また、地域で生活している対象者の支援について理解を深めるために、6日間の訪問・通所実習に参加します。
評価実習25日間 +評価実習25日間+訪問・通所実習6日間
(指定規則に準じた実習期間)
柔軟で科学的な思考力を養いながら作業療法学を統合し、必要な基礎臨床能力を身につけるために、35日間の実習に参加します。また、国家試験対策を行い、試験に向けて準備をします。
総合実習35日間 +総合実習35日間
(指定規則に準じた実習期間)
卒業までに必要な単位数計131単位
万全の試験対策で
国家試験受験に合格して作業療法士として活躍
論理は大学生活だけでなく、医療従事者としても必要とされる技能です。様々な問題や課題を解決していくためには、建設的な議論とコミュニケーション・スキル、説得力のある文章力を身につける必要があります。論理的思考を身につけられるように”考え”を見える化し、生活や仕事に役立てられることを目指します。
私たちは、食事・着替え・買い物、また趣味などの活動を行っており、その活動全般を”作業”といいます。
基礎作業技術学I (1年次)では、臨床の作業療法場面で用いられることの多い陶芸、籐細工、木工などの作業工程や道具について学んでいます。
対象者の筋力、麻痺、感覚等を評価するための技術を学びます。教員の指導のもと、学生同士で練習を繰り返し、高度な技術の習得を目指します。
病院や施設で行った臨床実習の体験をもとに、作業療法の治療プロセスについて論理的にまとめ上げ、プレゼンテーション(発表)します。
この発表を通して、対象者(対象事例)の状態変化などに対応できる専門職としての多角的・柔軟的視点を身につけていきます。
様々な病気や怪我などにより生活活動は制限されます。
この要因を動作能力の観点から分析することを動作分析といいます。
この講座では、動作のメカニズ厶について基礎を学ぶとともに、3次元動作解析装置を用いた体幹や上肢の動きを解析する演習を行います。
臨床の場を想定し、広いスペースで講義・演習を通して実践的な技術を学びます。
須藤 大翔
弘前実業高校出身
1年次と比べてさらに専門的、応用的となり、知識や技術を求められる科目内容について学びます。そのため学んだ医学的な基礎知識を復習しながら講義に臨む必要があります。楽しかったことは学園祭です。去年よりもクラスの皆と仲が深まり、素晴らしい模擬店に出来たと思います。大変だったことはテスト勉強です。1年次よりも科目数が増え、実技試験の科目もあるため、より計画的に勉強する必要がありました。この経験を活かしてこれからの国家試験対策の学習も頑張ります。
早瀬 瑞姫
大湊高校出身
4年次は長期の臨床実習に加えて、国家試験があります。 実習は3年次の実習とは違い、実際に自分の考えた作業療法を患者様へ行います。そのため、患者様のことを理解し、これまで学んだことを活かしながら、その人に合わせたその人らしい作業療法を提供できるようになりたいです。国家試験に合格できるか不安や緊張はありますが、クラスのみんなと協力しながら全員合格に向けて頑張ります。
夏は自転車で、冬は歩いて登校しています。朝は掲示板を確認し、たまに早起きをして、勉強することもあります。
作業療法を学ぶ上で必要な、基礎的な勉強をしています。どの先生の授業もわかりやすく、楽しく授業を受けています。
基本的には、お弁当を持っていきますが、たまに近くのコンビニに買いに行ったり、友達と学食を利用することもあります。
基本的には、課題や次のテストに向けて勉強をしています。体育館が使用できるときは、バレーボールなどで汗を流しています。
水曜日は、ハンドボールサークルに行き、それ以外の日は、家に帰って、勉強をしたり、友達とご飯を食べたりすることもあります。
就職支援室は、弘前医療福祉大学/短期大学部の学生の就職活動をサポートしています。
将来を見据え、自分の進路を考える場として活用してください。
学生個々に合わせて就学を支援します。
支援豊かで有意義な学生生活を支援するため、クラス担任制度を設けています。
教員は学習や生活に関する具体的な指導・助言を行います。
学生は遠慮なくクラス担任に相談し、問題解決を行う事で、充実した実りある学生生活を送る事が出来ると考えています。
国家試験対策も万全国家試験対策では、4人前後の小グループに教員1名を配置し、学力に応じて個別に支援し、作業療法士の資格取得を目指して全教員がサポートします。
作業療法学専攻では、教員が高等学校・中学校に出向き、専門的な内容を分かりやすく生徒に教授する「出前講座」を実施しています。
これは、大学での授業の雰囲気や、より専門的な内容を体験することで、専門分野・職業の内容や大学そのものに興味をもっていただくことを目的にしています。
藤原 健一 Kenichi Fujiwara
保健学部長・教授
知識の修得はもちろんのこと、多くの人とふれ合い、ホスピタリティー精神を持ち、困っている人にそっと寄り添える心を育んで行きましょう。地域に貢献できる専門職を目指そう!
〇学位・資格
学士(保健衛生学)、修士(教育学)、博士(保健学)
〇研究分野
身体障害の作業療法
〇担当科目
作業治療学概論・脳卒中作業療法治療学・内部疾患作業療法治療学・地域作業療法学・作業療法管理学・臨床実践教育法・研究方法論
〇座右の銘・好きな言葉
蟻の思いも天に届く
佐藤 彰博 Akihiro Sato
教授・学務部長
作業療法は臨床実践によって効果を示していく実学です。
また、作業療法を必要とする人々に寄り添って、活力ある生活が送れるように支援する仕事です。
知識・技術・技能・科学を融合させる作業療法の扉を一緒に開きましょう。
〇学位・資格
博士(保健学)・作業療法士(認定作業療法士、専門作業療法士、臨床実習指導者研修修了認定)、認定ハンドセラピスト(日本ハンドセラピィ学会認定資格)
〇研究分野
手根管症候群の早期発見に関する研究
〇担当科目
生活の教養、運動学Ⅰ、手の外科疾患作業療法治療学 ほか
〇座右の銘・好きな言葉
「地位が人を作る」
「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」
岩間 孝暢 Takanobu Iwama
教授・地域貢献室長
活き活きとしたありのままの自分を大切にすることは、作業療法士に求められるQOL支援へ直接結びついていきます。
共に走りながら人間力を高めていきましょう。
〇学位・資格
博士(医学)・作業療法士
〇研究分野
姿勢・動作分析ならびに健康増進に関する研究
〇担当科目
発達領域の作業療法、動作分析学等
〇座右の銘・好きな言葉
「気韻生動」
成田 秀美 Narita Hidemi
医療技術学科副学科長・教授・広報部会長
作業療法(リハビリテーション)の勉強は、自分自身を知るきっかけになるかもしれません。
〇学位・資格
博士(医学)・作業療法士
〇研究分野
運動制御のメカニズムにおける高次脳機能の役割り
〇担当科目
高次脳機能障がい作業療法治療学、精神疾患作業療法治療学
〇座右の銘・好きな言葉
プラス思考
千葉 さおり Chiba Saori
准教授
作業療法士は、『人と人』、『人と環境』という関わりの中で生じる様々な“化学反応”と“根拠となる医学的知識”を使いこなす専門職です。作業療法の良さを知ってみませんか?
〇学位・資格
修士(保健学)・作業療法士
〇研究分野
整形外科疾患のリハビリテーション、コミュニケーション・スキル
〇担当科目
基礎作業技術学Ⅰ、運動器疾患作業療法治療学、作業療法治療学演習、装具学
〇座右の銘・好きな言葉
「止まない雨はない、明けない夜はない」
成田 句生 Narita Tsukaki
講師
よく学び、よく遊び 充実した学生生活が送れるように頑張りましょう!
〇学位・資格
博士(保健学)・作業療法士
〇研究分野
脳卒中片麻痺者の自動車運転再開支援
〇担当科目
基礎作業学、作業療法評価学、作業療法評価技術学Ⅰ(身体機能・構造)、生活活動治療学、生活活動治療学演習
〇座右の銘・好きな言葉
「One for all,All for one」
(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)
柏崎 勉 Kashiwazaki Tsutomu
講師
作業療法士はとてもやりがいのある仕事です。もちろん勉強は大変ですが一緒に頑張りましょう!!
〇学位・資格
修士(保健学)・作業療法士
〇研究分野
箸操作に関する研究、作業療法士養成課程における実習に関する研究
〇担当科目
中枢性作業療法学・作業療法学評価・基礎作業技術学
〇座右の銘・好きな言葉
努力に勝る才能なし
中川 育映 Nakagawa Ikue
助教
大学生だからこそ経験できることがたくさんあります。貴重な学生生活を楽しみながら、国家資格取得に向けて一緒に頑張っていきましょう!
〇学位・資格
修士(保健学)・作業療法士
〇研究分野
認知症ケアに関する研究
〇担当科目
神経系作業療法基礎論、作業療法評価学技術実習Ⅰ他
〇座右の銘・好きな言葉
「雲外蒼天」
安田 笑里 Yasuta Emiri
助手
人と人との関わりが大事な仕事です。大変なことはたくさんありますが、やりがいや喜びもたくさんあります。共に助け合って頑張っていきましょう。
〇学位・資格
学士(作業療法学)
〇研究分野
身体障害作業療法学,急性期作業療法学
〇担当科目
臨床実習対策WG補助
国試対策WG補助
卒業研究WG補助
〇座右の銘・好きな言葉
一期一会