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令和元年11月15日(金)「令和元年度後期 弘前城東学園SD研修会」が開催されました。

令和元年11月15日(金)9:30より共用棟第2会議室にて「令和元年度後期 弘前城東学園SD研修会」が開催されました。

今回の研修は、外部講師の招聘を企画し、直近の短大等を取り巻く環境や大学改革事例にも大変詳しい、株式会社進研アド短期大学事業部 皿井全喜氏にご講演いただきました。

 冒頭のあいさつで短期大学部 相澤学長は、本日のSD研修会の趣旨および重要性について述べられた後、講演は皿井様より「学生募集にも繋がる教育力の可視化」と題して行われ、3部構成で進められました。
第1部は、「推薦志願者・入学者層の分析と課題」として、大学・短期大学等に入学してくる学力層の入学後の課題について最新の資料により、大変わかりやすく説明していただきました。主な項目としては、「基礎学力不足の現状」「基礎学力向上の概念」「基礎学力と退学の関係」および「高校が短大・大学に求めるもの」でした。そしてこれらをまとめると合格後から夏季休暇までの時期に「学生の成長をいかに伸ばすか」という視点が求められ、入試合格から入学までの期間も短大・大学からの指導計画が必要であるということでした。

 第2部は上記の成功事例を詳しく解説していただきました。事例は理美容系の専門学校でしたが、「高校生から専門学校生(職業人となる)への切り替え」を達成するための導入期指導計画は、とてもよく考えられたものだと感じました。また、指導計画だけではなく、実際に学校が一体となって行った指導例も解説していただき、結果として就職実績の向上と入学者の増加に結びついていると結論付けました。
 また、第3部は、高校での先進指導事例から短大等が参考にすべき課題として「指導方針の明確化」「体系的な指導」「組織力」の必要性をあげていただきました。これらのPDCAサイクルにより、受け入れた学生の成長が記録や数字等の上昇として表され「教育力の向上」や「教育力の可視化」として外部へ発信することが、ステークホルダーからの評価の向上と、その後の学生募集(選ばれる大学・短大へ)へも繋がるという結論でした。

 本研修会は、来年度合格者の発表も始まった今まさに、本学園にとって必要かつ重要な講演となりました。
皿井様には、ご多忙の中、本学園にとって有意義なSD研修会としてご講演いただき、大変ありがとうございました。